第5回 「PFCバランス」と「日本型食生活」

 最近の健康志向ブームの中で、食品の栄養成分についてポリフェノール、コラーゲン、ギャバ、イソフラボンなど体に良さそうな名称をいろいろ耳にし ます。厚生労働省が認める「特定保険食品」であることを高らかに謳っている食品もあれば、さまざまな栄養素に特化したサプリメントもたくさん出回っていま す。しかしながら、このような栄養素は必要量としては微量であり、バランスよく食事を摂っていれば自然と摂取できるということも専門家の間で言われます。 ちょっと前には、政府は「食品は一日 30 品目を目標に食事をしましょう」などとバランスよく食品を摂取することを訴えていました。

  近頃の傾向として、本来、栄養を摂取するための食事であるはずのものが、「やせるための食事」だとか、「コレステロールを減少させる」など、ダイエットや 薬理的な効果を求めることが強く、「食べること」の基本からずれているように感じがします。メーカーや売り手もそこの商機を見出し、ますます栄養の効能を 訴える情宣活動になっているのが現状です。それだけ世の中に不健康な人が多い証拠かもしれませんね。

  近頃の傾向として、本来、栄養を摂取するための食事であるはずのものが、「やせるための食事」だとか、「コレステロールを減少させる」など、ダイエットや 薬理的な効果を求めることが強く、「食べること」の基本からずれているように感じがします。メーカーや売り手もそこの商機を見出し、ますます栄養の効能を 訴える情宣活動になっているのが現状です。それだけ世の中に不健康な人が多い証拠かもしれませんね。

食糧消費の割合の変化
栄養バランスの変化

 やはり行き過ぎた食の欧米化が問題のようです。油脂類の摂り過ぎは要注意です。今回、どの程度バランスが違うのか実際に 1 つの例として、朝食(和食と洋食、2つのメニュー)を用意し、計算してみることにしました。下が実際に用意した食事と計算で割り出した「 PFC バランス」の結果です。

和風朝食

ご飯(200g)・味噌汁(豆腐・長ネギ・わかめ)・納豆(30g)・めざし(2尾・40g)・たくあん・梅干・味付け海苔

洋風朝食

トースト(1.5枚)・ジャム(10g)・ バター(8g)・目玉焼き(1個)・ベーコン(24g)・キャノラオイル(3g)・サラダ(キャベツ・キュウリ・トマト)・ドレッシング(15g)・オレンジジュース(200cc)・コーヒー(150cc)

和食の「 PFC バランス」

総エネルギー:578kcal

洋食の「 PFC バランス」

総エネルギー:697kcal

 いかがですか。やっぱり和食はバランスが良いですね。私も上記の食事について、それぞれの食品のパッケージに記載されている「栄養成分表」や 「食品成分表(五訂)」を見ながら計算したのですが、洋食の場合、どうしてもバターやドレッシングなど油を使うことが多くなり、脂質のカロリーが高いの で、全体のエネルギーを押し上げてしまうのが改めてよくわかりした。(ちなみで、今回使用したバター、ドレッシングのエネルギーは、それぞれ、 60kcal、59kcalです)。欧米諸国の食事全般の欧米の各国の「 PFC バランス」を見ても上記の洋食と同じようなバランス傾向があります。

 私も油脂類の摂取の仕方には十分気をつけようと思いました。皆さんもどうです?自分でカロリー計算するとそのエネルギーの多さに驚き、食欲が減退し、下手なダイエット方法よりよほど効果があるかもしれませんよ!

第1回 日本人とお米
第2回 五味調和をテーブルに!簡単!美味しい!山本式調理法
第3回 マクロビオティックを再認識!
第4回 “「ご飯は太る」は嘘”だそうです!
第5回 「PFCバランス」と「日本型食生活」
第6回 カロリーにこだわる!
第7回 ファーストフードの裏側
第8回 精米の原点「水車」を訪ねて
第9回 「食」は運命を左右する
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